箱根 湯宿 然 2016年3月 その３ 夕食編

2016年3月　箱根湯宿然さんに宿泊。FC2ブログ

湯宿然さんのホームページは→【http://www.hakone-zen.com/】

その３　夕食編。

然さんの夕食は2階の食事処で18：00から。
入り口から食事ブースが少し覗けます（これは到着時の写真）
　
18時過ぎに行ったらすでにほとんどの客が来ていました。
皆さん早いっすね・・・。

床が寄木細工風。箱根だ～。


通路の両側に格子で区切られたブース。
音は聞こえますが、余り気になりませんでした。
通路を挟んで窓側と壁側に別れています。
　
窓側でないと景色は全く見えず、です。私達は夕食も朝食も窓側でした。
ただ、夜はこの時期、表が真っ暗なので何も見えません。
夜はどちら側でも変わらない気がしました。
夏なら景色が見えて気持ち良いのかも。

テーブルには食前酒しか置かれていませんでした。


仕切り壁は唐草文様。窓際の椅子にブランケットが置いてありました。
　

ドリンクメニュー。ドリンクメニューはクリックで大きくなります。

カクテル・ビールなど。


焼酎・ソフトドリンクなど。


日本酒。それほど高くないですね。


ワイン。種類は少ないですけど、グラスも用意されていて嬉しい。


私が頼んだ仙鳴卿（せんめいきょう）　無濾過純米1合980円。

少し濁りがあり、不思議な香りのするお酒でした。もちろんウマウマ。

相方はほうじ茶をもらいました。熱々の美味しいほうじ茶。お品書きあり。
　

食前酒。アセロラ酒。甘酢っぽくてトッテモ美味しい～。


先付。


寿司二種。左・炙り鯖。右・雛寿司。
3月と言うことでひな祭りにちなんでいるそうです。

炙り鯖のネギと生姜が滅茶苦茶合っています。お酢が効いていてウマウマ。
雛寿司は蕪で巻いてあります。中には、恵方巻のように沢山具が入っていて
色々な味がします。錦糸卵や、海老のそぼろが入っていました。

アスパラ一口汁。アスパラのすり流しです。温かいです。

優しいコンソメ味で、生クリームが効いていて絶品♪

のっけから絶品料理が出てきて、大興奮。

造り。旬三種造り盛り合わせ。沼津港の魚。


造りアップ。左から、ヒラメ、金目鯛、サヨリ。サヨリは旬だそうです。

ヒラメはプリプリ、金目鯛は味濃厚、サヨリはねっとりしていました。
右奥の野菜はセルリー。セロリの香りがする、野菜だそうです。
確かにセロリの香りがしました。
白く巻いてあるのは大根。これ一枚なんですよ。
つまむとベロベローってくっついてきて、驚いてしまいました（笑）

台物。新緑しゃぶ仕立。鍋です。
　

グリーンピースをペースト状にしたものに出汁とアオサを合わせたもの。

出汁が美味しい～。全部飲みたかった・・・(^^;)

太刀魚、蛸、打ち葱、岡鹿尾菜（おかひじき）、屈（こごみ）、
スティックセニョール。
蛸は炙りタコです。太刀魚は生でも食べられるので、さっとくぐらせて。

太刀魚のしゃぶしゃぶなんて初めてです！。太刀魚、プリプリですっ。
炙りタコは歯ごたえがあります。

八寸。運ばれた時に、余りの豪華さに「うわ～っ」と声をあげてしまいました。
タワーのようにそびえ立つグラスが目立ちます。


黒睦（くろむつ）。肝味噌がけ。脂がのっていてウマウマ。


ヒラメの縁側煮凝り。

凄くコクがあって、とっても美味しい～。

左・相州サンド、その手前・馬刀貝（まてがい）香味焼、右奥・蛍烏賊、
右端・菜花とノビルの白衣、一番手前・白魚梅花和え。

馬刀貝に添えてあるピーマンが辛い。
白衣（しらあえ）は胡麻が効いていて凄く美味しい。

相州牛サンドイッチ、アップ。山ワサビのクリーム添え。

パンを一つずつ潰して層にしてあるそうです。これで一枚だとか。
牛肉のサンドイッチなんて、贅沢で、ユニークですね。
もちろんベラボウに美味しいです。

蛍烏賊。生姜とホワイトソースのクリーム。生姜のおかげでくどくなかったです。


白魚梅花和え。美味し～。


楚蟹水雲浸し（ずわいがに・もずく浸し）。


すわいがに、アップ。カツオ出汁もウマウマで、メチャメチャ美味しい。


他では食べたことのない料理が物凄く楽しい♪
もう感動しっぱなしでした。

揚物。春きゃべつつみれ包み。たらの芽煎り米、桜豆腐、合わせ味噌。


揚げ物、アップ。
左・桜豆腐、真ん中・煎り米をまとったタラの芽、
右・イワシのつみれを春キャベツで包んだもの。


揚げ物、断面図。桜豆腐はプニンプニンな感触。
豆腐というより葛で固めた感じです。
　
イワシのつみれはイワシの味濃厚。
春キャベツが油を吸っています。油を食べている感じ・・・(^^;)。
タラの芽は、苦いです。米が固くて、ポリポリの感触。

サラダ仕立。初鰹たたき、バーニャソース。酢の物代わりだそうです。


アップ。鰹をクレープの皮で巻いてバーニャソースをかけてあります。


クレープ展開図。ニンニクの味が効いています。
鰹の火が通っている所と、バーニャソースがよく合います。


本当に変わった料理が連発です。どれも一工夫してあって素晴らしい～。

強肴。A5ランク相州牛の味わい。ミニトマト、クレソン。


器が花びらみたいで面白い～。
斜め45度に傾いた器で、料理を入れるところは水平。
　

相州牛アップ。サーロインを赤ワインのソースで仕上げ。

脂身がしつこくなくて、柔らかくて、物凄く美味しいサーロイン。

食事。


桜海老御飯。熱々です。炊きあがりはドンピシャ。おいし～。
ご飯の量は多いです。満腹です。


香の物。キュウリが猛烈に辛い(^^;)。


赤出汁。なめこと水菜。これも熱々で持てないほど。
赤出汁はもちろん美味しいのですが、それよりも感動したのはこの器。
上の方に切れ目があるのが分かるでしょうか？（写真のマウスオンで矢印表示）
この切れ目のおかげで、蓋がお椀にくっつかず、すっと取れるのですっ。
感動～！。こんな器、初めて見ました。


デザート。林檎と丸十の春皮包み揚げ。アイス、小豆。


デザートアップ！。バニラアイスはサラっとしたもの。春巻きは熱々です。
中にリンゴとサツマイモとカスタードクリーム入り。美味しい。


夜食のお稲荷さん。デザートと一緒に持って来てくれました♪
刻んだガリが入っていました。

お腹いっぱいなのに、部屋に帰ったら食べてしまったのは、
言うまでもありません・・・・(^^;)

どの料理も一工夫も二工夫もしてあって、驚きの料理連発でした。
器も素敵で、物凄く食事が楽しめて、大満足の夕食でした。
料理長・川口俊也さん、ごちそうさまでした。

従業員さんも気配り十分で、お茶のお代わりも何回も聞いてくれましたし、
料理も一つ一つ丁寧に説明してくれました。接客も気持ちいいです。

季節を変えて、また食べに来たいです！

その４　朝食編につづく・・・。