2013年12月 栃尾又温泉・自在館@新潟県に年末連泊してきました。
FC2ブログ昨年は年末年始に【
上越館】さんに泊まって、非常に良かったので、今年も!と思っていました。
ところが9月の末に上越館さんに電話をしてみたらもうほぼ満室で、一番高い部屋だけ空いているという返事。
上越館さんの一番高い部屋は3万円超えなので、ちょっと泊まれません・・・(泣)。
そこで急遽他の宿を探すことに。相方が4年前に泊まった自在館さんにもう一回行きたいというので、
<びゅうの地・温泉>のツアーを申し込みました。
栃尾又ラジウム温泉 『日本秘湯を守る会 自在館』 〒946-0087 新潟県魚沼市栃尾又温泉
TEL:025-795-2211 FAX:025-795-2511自在館のホームページは→【
http://www.jizaikan.jp/】
【
びゅう 地・温泉】
<JR+宿泊コース>@28,400円(宿泊のみコースは@16,400円)
※[延泊割引]2泊目以降の延泊はおとな1,000円引(こども700円引)でご利用いただけます。連泊なので、28,400+16,400-1,000=@43,800円でした。ネットで予約。クレジットカード払い。
新幹線の正規料金は東京駅ー浦佐駅で片道7,460円ですから往復で14,920円。
びゅうのツアーだと電車賃はお得になっていますね。
<チェックIN/OUT> IN/13:00 OUT/13:00(通常11:00)
<部屋タイプ> 風呂なし・トイレ付和室(定員3名)<食事場所>※食事場所は選べません。
夕/部屋または個室食事処または広間(和食)
朝/個室食事処または食堂(和食)<宿への交通手段> 浦佐駅より車30分
※浦佐駅西口より送迎あり(迎え11:50頃・14:15頃、送り10:50頃・12:50頃、2日前までに要予約)<うれしいポイント> 夕食時にミニボトルワイン(300ml程度)1組に1本付4年前は11月に泊まりました。館内も寒い上に、「うえの湯」、「したの湯」の湯温の低さに
ほとんど入っていられなかった、という寒々しい記憶しか残っていません。
今回、12月末の雪の中、37℃の温泉に入れるのか?という不安でいっぱいの中、出発しました。
東京駅から新幹線MAXときで浦佐駅に。二階建て16両編成でした。

浦佐駅は雨。予約時に迎えの車を予約しておくと、浦佐駅西口まで来てくれます。

11:50の迎えのマイクロバス。客は私達を含めて4組。1組遅れてきたので12:00頃浦佐駅を出発。

駅から来るとどんどん雪深くなってきました。30分ほどで栃尾又温泉に到着。
左が神風舘(じんぷうかん)、右が自在館です。雪はこれで少ないほうだそうです。

4年ぶりの自在館さん。これは本館です。自在館は全28室/収容人数80名様の結構大きい宿です。

バスは入り口目の前に停めてくれるので、ほとんど雨に濡れずに館内に。

中に入ると目の前がロビー。左にフロント。

ロビーには囲炉裏があります。ここでチェックイン。ちょっと雑然としていますね。

どくだみ茶と豆菓子のサービス。豆菓子はとても美味しいです♪

囲炉裏の横にはコーヒーとどくだみ茶があります。冷やした温泉水もあります。
宿泊客はコーヒー無料です。これは嬉しいサービス。日帰りの客は200円払います。
もちろんどくだみ茶とお水も無料です~。

コーヒーはエスプレッソ・マシーンと、ドリップ式タイプの2種類があります。
エスプレッソは濃くて、ドリップは薄かった・・・。中間タイプが欲しかったですね(笑)

ロビーでは無線LANが使えます。IDとパスワードを書いた紙が置いてありました。
ロビーでは無線LANはバッチリ、サクサクでした。2階でも使えるみたいです。
3階の部屋ではまったく繋がりませんでした。

チェックインをする客でごった返すロビー。
従業員のお兄さんが部屋の鍵と、貸し切りの予約表、部屋の案内図を持ってきて、
部屋の行き方を説明したら、ササッと帰ってしまいました。

いくら混んでいるとは言え、簡素な説明だなあ・・・、と思っていたら、
どうやら再訪客の扱いだったようです。他の初めての客には丁寧に説明していました。
ロビーの横に売店があります。売店は数こそ少ないですが、食べ物からシャンプーまで色々売っています。

売店奥にはアイスを売っています。ジュース、ビールの自動販売機もあります。
ジュース類小さいのは150円、500mlは180円と比較的安めの設定です。
ビールは350mlが350円、500mlが500円と分かりやすい値段。
アイスケースには名物「ラジウム納豆」も置いてありました。

売店の横に作務衣の棚が出来ていました。

作務衣と浴衣がサイズごとに並んでいるので、自分で選んで部屋に持ち帰ります。
足袋ソックスもあります。大きめのカゴもあって凄く便利です。作務衣は薄めでした。

宿に着いたのは12時30分頃。お腹が減ったので、食堂でざるそばを食べることに。
自在館の食堂は12:00~13:00の1時間しか営業していません。これは急がねば。
フロントでお金を払って、木の食券をもらって食堂に行きます。

食堂は広々。客はだれもいませんでした。愛想の良いおばさまが応対してくれました。

ざるそば 630円。他にはうどんやカレーもあるようです。

そばがかなり美味しいです。

薬味はねぎとクルミ。このクルミがとても美味しい。

昼食の後、作務衣と足袋ソックスを持って部屋に行きました。
フロント横に「足の大きい人用スリッパ」があります。面白いですよね。
フロントの脇を曲がるとエレベーターがあるので3階に。

エレベーターを出ると右に生け花と茶香炉。左が私たちの部屋へ通じる廊下。

エレベーター正面にこのような看板が。その下に3階の見取り図も貼ってありました。

私たちの今回の部屋は305の山神。「さんじん」と読むのですね。
エレベーターを出てすぐで、一番端でした。

扉を開けると踏み込み。左に洗面台、右がトイレです。タオル掛けもありました。

水とお湯が別々に出るタイプ。洗面台にあるのはコップ1個と固形石けんのみ。

いや~、見事に何もありません・・・・。くし、ブラシ、カミソリはおろか、ドライヤーもないです。
トイレの手ふきタオルもないのには困りました。
トイレはウォシュレット完備で快適でした。手すりもあって完璧。

部屋は8畳に広縁付き。こたつがあって嬉しかったです。部屋は綺麗です。

広々、とはいかないですが、二人なら十分な広さです。
反対側から入り口を見た写真。床の間のスペースがあるので、その分少し広いですね。

こたつは小さいです。温度調節が「強」と「弱」しかなく、
「弱」にしてもすぐに熱くなってしまうので、点けたり消したりが忙しい。
フェイスタオル1枚、バスタオル1枚、羽織、半纏、歯ブラシセット。

羽織の他に、分厚い綿入り半纏がありました。綿入り半纏は暖かかったです。

ポットは2.2リットル電気ポット。台ふきんもありました。お茶はパックに入ったものが沢山。

お茶はまあまあの味でした。
テレビはシャープの19インチ。金庫あり。これは嬉しい!前回は金庫が無かったのですよ~。

テレビは小さいですね。近寄って見る分には問題なしです。
部屋にも茶香炉がありました。金庫の上には小箱があり、胃腸薬が入っていました。

テーブルの上には、温泉饅頭と宿のしおり。温泉饅頭は普通に美味しいです。

宿のしおりは何ページにもわたる読み応えのある楽しいものです。
あと、写真を撮り忘れましたが、
鍵は1コです。
大浴場に行くので、鍵は2つ欲しいですねえ・・・。
洋服掛け。開けてびっくり、奥行きが狭い!35cmしか無かったです。コートは斜めに掛ける羽目に・・・。

ファンヒーターがあります。ただし、3時間でピーピー鳴るので、延長ボタンを押さないといけません。

私たちは夜中はつけませんでしたが、つけると3時間置きにボタンを押さなければならない・・・。
みなさん、どうしているのでしょうね?
広縁には椅子とテーブルがありますが、外の冷気で寒かったです。とても居られない空間でした。

冷蔵庫の中は空っぽ。机の上には秘湯の本と宿の約款がありました

窓からの風景。左が自在館・旧館。右の青いビニールシートの横は共同浴場・うえの湯です。

薬師堂も見えますが、ほとんど雪に埋もれている感じでした。

その2 貸し切り風呂編につづく・・・。
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コメント
じゅうべい
自在館は何年前だったか・・・・・(・_・;)
忘れてしまったくらい前に1度だけ行きました
外見はそのままですが、入り口からは別の宿みたい~
この時期だと共同浴場の冷泉はきついですね
宿がどんな感じに変化したのか興味シンシンo(^O^*=*^O^)oワクワク
冷蔵庫、飲み物を取り出すとカウントされるタイプですね~
それが空っぽなのが面白いわ~(*^m^)o==3プッ
最近空っぽの宿が増えたけど、その方が在庫のリスクが少ないんでしょう。
賞味期限とか気にしながら、各部屋の在庫を管理するのは無駄が多いんでしょうね~
チェックアウトの時に、冷蔵庫の使用確認をお客さんにしている場面によく出くわしますが、ほとんどの人が「使っていません」と言われてます。
私も飲めない事もありますが、ほとんど使いません。
慣れたお茶、慣れたコーヒーを持ち歩いてるんです~
2014/01/19 URL 編集
うひひの日。
年末年始に連泊なんて、、素敵ですね♪
しかも滞在時間が24時間!!( ; ロ)゚ ゚なプランなんですか?
すごいわあ~。
ぬる湯は好きですが、冬期はちょっと躊躇してしまいます。
4年前に滞在された時は寒かったようですが
今回は果たして。。。?
HPがとっても賑やかで魅力的なお宿ですね~( ̄m ̄〃)
。。洋服掛けは後で付けたのでしょうか。
開けてみて「アレッ!?」ってなってしまいますね~( ´∀`)ハハ
2014/01/19 URL 編集
鴨ミール
> 自在館は何年前だったか・・・・・(・_・;)
> 忘れてしまったくらい前に1度だけ行きました
じゅうべいさんのレポは拝見しましたよ。
ぬるい(冷たい)温泉に馴染めず、料理も普通で、トンネルは真っ暗で、と
良いこと無しの自在館宿泊でしたよね(笑)
> 外見はそのままですが、入り口からは別の宿みたい~
10年くらい前からだと、そんなに変わりましたか!
4年前からはあまり変わっていなかったです。作務衣棚が増えたくらいですかね。
> この時期だと共同浴場の冷泉はきついですね
後でレポに書きますが、意外と大丈夫だったのですよ。
でも、これは最近ぬる湯好きになったせいだと思います。
4年前は、結構熱湯好きでしたから、とてもぬるい温泉に入っていられなかったです。
熱湯好きの方にはとても無理な湯温だったのは間違いないです(笑)
> 宿がどんな感じに変化したのか興味シンシンo(^O^*=*^O^)oワクワク
おそらく、ほとんど変わっていないと思われます。基本、湯治の宿ですからねえ・・・。
> 冷蔵庫、飲み物を取り出すとカウントされるタイプですね~
> それが空っぽなのが面白いわ~(*^m^)o==3プッ
扉を開けて、瓶の穴が空いているのを見た時はギョッとなりました(笑)
カウントをやめて、そのまんまというところが、いかにも自在館!て感じです。
> 最近空っぽの宿が増えたけど、その方が在庫のリスクが少ないんでしょう。
> 賞味期限とか気にしながら、各部屋の在庫を管理するのは無駄が多いんでしょうね~
なるほど、そういう事なのですね~。
確かに在庫管理は大変でしょうね。自在館は従業員数がかなり少ないみたいでしたから、
とても28室の在庫管理が完璧に出来るとは思えないです。
> チェックアウトの時に、冷蔵庫の使用確認をお客さんにしている場面によく出くわしますが、ほとんどの人が「使っていません」と言われてます。
> 私も飲めない事もありますが、ほとんど使いません。
私も冷蔵庫有料の宿で飲料を飲んだことは一度も無いです。
私もお酒を飲まないのもありますし、
庶民には値段が高くてとても飲む気がしないのですよね。
> 慣れたお茶、慣れたコーヒーを持ち歩いてるんです~
じゅうべいさんは色々持ち歩いていますよね。シャンプーやビニール袋とか(笑)
私も車で行く時はコーヒーを持って行くのですが、
さすがに電車の時は荷物になるので何も持って行かないです。
だから部屋のお茶にはなみなみならぬ関心があります!
2014/01/19 URL 編集
鴨ミール
> 年末年始に連泊なんて、、素敵ですね♪
> しかも滞在時間が24時間!!( ; ロ)゚ ゚なプランなんですか?
> すごいわあ~。
自在館は元々13:00チェックイン、11:00チェックアウトの宿なので、
長時間滞在が出来るのですよね。「びゅう・地温泉」ではそれが2時間延長なので、
24時間滞在プランになっています。かなりのんびり出来ます。嬉しいですよねえ。
> ぬる湯は好きですが、冬期はちょっと躊躇してしまいます。
うひひの日。さんもぬる湯好きですものね。でも、さすがに冬は躊躇しますか・・・(^^;)
私も今回予約した後に、風呂には入れないかもしれないと思い、後悔しました。
一度はキャンセルしようかと思ったのですよ。
基本的にキャンセルはしない方針なので踏みとどまりましたけど・・・。
> 4年前に滞在された時は寒かったようですが
> 今回は果たして。。。?
後日レポをアップしますが、これが大丈夫でした。
部屋も廊下も案外暖かでしたし、寒さに関しては杞憂に終わりました。
> HPがとっても賑やかで魅力的なお宿ですね~( ̄m ̄〃)
はっはっは・・・(笑)。ごちゃごちゃしていますよね。もう少し整理した方が良い気がします。
日本秘湯を守る会ですし、基本的に湯治の宿ですからねえ。
うひひの日。さんが行かれるようなお洒落な宿とはほど遠い素朴な宿です~。
> 。。洋服掛けは後で付けたのでしょうか。
> 開けてみて「アレッ!?」ってなってしまいますね~( ´∀`)ハハ
ははは(大笑い)
後付けっぽいですよね。床の間のスペースですかねえ。もうビックリしました(笑)
自在館は良いところも沢山有りますけど、こういう目が点になるところも沢山あるのですよ~。
大らかな気持ちで行かないと、ストレスのたまる宿です(笑)
2014/01/19 URL 編集
遠霞
JRのパックのときは、鴨ミールさんと同じく真冬でしたから、雪が降るなかを、ぬる湯へと歩いて行ったことを思い出します。お湯の出口を背にして可能な限り温かいお湯に…と、湯口前から動かなかったですね。でも連泊はしていないので、どんな感じかも楽しみです。これからしばらくの連載記事、楽しみに待ってます~♪
2014/01/19 URL 編集
鴨ミール
> 栃尾又温泉には2度行ってます。
お~、さすが遠霞さん、栃尾又温泉に2度も行っているのですか!
友家ホテルさんも行っているし、あの辺はよくご存じなのですね。
> 1度はJRのパックだったので、たしか最後にざるそばの昼食を食べて出立した覚えがあります。ざるそばの味とかは覚えていませんが、美味しかったのですね…。何も覚えていないのが悲しいです。ブログとかをやっていれば記録できたのに…と思いますが、ブログを始めるよりもだいぶ前なので。
そばは美味しいです。と言っても普通の美味しさで、猛烈に美味しいわけではないです(汗)
ブログを書いておくと、忘れてしまった記憶が残っていて、いいですよね。
私は宿に再訪する時は、自分のブログを見てから行きます(笑)
> JRのパックのときは、鴨ミールさんと同じく真冬でしたから、雪が降るなかを、ぬる湯へと歩いて行ったことを思い出します。
後のレポで書きますが、「うえの湯」に行くのには表を歩かずに、旧館の中を歩いて行くようになっていました。
旧館と「うえの湯」を仮設のトンネルを作って直結していて、表からは入れませんでした。
おかげで、雪が降っていても、雪に降られずに「うえの湯」に行けます。
> お湯の出口を背にして可能な限り温かいお湯に…と、湯口前から動かなかったですね。
これは大笑いしてしまいました~!分かります、分かります!
超ぬる湯ですから、少しでも湯口に近くに!と思いますよね。
前回の時は、他の人が動くと、冷たい水が押し寄せてくるので、
「こら~、動くな~!」って心の中で叫んでいました!!
> でも連泊はしていないので、どんな感じかも楽しみです。これからしばらくの連載記事、楽しみに待ってます~♪
連泊、というより、正月だったので、食事が特別メニューでした。
これは普段と違って面白かったですよ。
ボチボチ書きますので、あまり期待しないで待っていてください。
2014/01/19 URL 編集
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2014/01/20 編集
鴨ミール
とても良い情報を教えて頂いてありがとうございます。
そうなんですか~。相当早いですね(驚)。メモメモ。
鍵コメさんのお気に入りの宿も、料理がものすごく美味しそうですね。
行ったことは無いのですが、行きたい宿の一つです~。
今回も検討したのですが、安易なツアーの魅力に惹かれて自在館にしてしまいました(汗)
あの宿、いつか行ってみたいですね~!
2014/01/20 URL 編集